東京から上海へ日帰り観光旅行

上海磁浮列車 in 龍陽路

東京から海外日帰り旅行してみようシリーズの2回目(前回はソウル日帰り)。今回は中国(広島岡山のじゃなくて中華人民共和国)の上海へ行き、リニアモーターカーに乗り、431km/hを体験。羽田虹橋エクスプレスが出来る前でも東京上海日帰りが可能であることを確かめる。

ANAの特典航空券を使用。通常だと20,000マイルかかるが、特典航空券20%OFF!キャンペーンを利用して、16,000マイル使用。ちなみに、日帰りだとエコ割等が使えない。特典航空券を使うことにより、普通運賃で171,700円相当が"ただ"になるようだ。なお、航空券の有償無償にかかわらず、空港税と燃料代13,260円が別途必要だった(発券を行った2007年2月現在)。

ANAだと成田から上海まで3往復、関空から上海まで2往復あるが、成田初便より関空初便のほうが45分早く到着するので、行きは羽田から関空経由で上海へ。帰りは上海から成田へ。なお、関西だと帰りはさらに45分ほど長く上海に滞在できるようだ。
関空を国際線で使用するのと、成田の1タミ到着は初めて。ANA(全日空)の国際線を使うのも初めて。あと、中国に行くのも実ははじめてだったりする。


○行程
自宅04:40→羽田空港第2ビル06:17着・東京国際空港 定刻7:30発→(ANA141)→関西国際空港 定刻10:00発→(ANA155)→上海浦東国際空港 実際現地時間11:32着→(上海磁浮列車)→龍陽路→(上海軌道交通 地下鉄二号線)→人民広場→(南京路歩行街・南京東路経由)→外灘(Bund)→人民英雄記念塔13:15頃→外灘黄浦公園→(外灘観光隋道)→上海国際会議中心→東方明珠塔(上海タワー・263m展望台に行く)→陸家嘴→(上海軌道交通 地下鉄二号線)→龍陽路→(上海磁浮列車)→上海浦東国際空港 定刻現地時間17:00発→(ANA960)→成田国際空港 実際21:00着・成田空港→(スカイライナー42号)→日暮里→自宅23:20


○ANA141 HND-KIX B767-300 JA8323
ちょっと早めに羽田へ。国際線区間はスマートeチェックイン済みなので、羽田でのチェックインは国内線部分しかできないようだ。無料の朝食を食べに第1ターミナルへ。無料の朝定食の後、2タミに戻る。新しくできた手荷物検査場を通過。南ピアのシグネットで時間まで待つ。
スターアライアンス各社共同運航便。国際線機材のシングルクラスなので、席だけビジネスクラスの前方窓側席を押さえる。7:28アームド。7:42 RWY34Rより離陸。7:48ベルトサイン消灯。巡航高度29000フィート、雲が多く、下界はあまりよく見えない。8:20ベルトサイン点灯、8:24海南市、友が島あたりを通り、8:31 RWY06着陸。8:35 スポット20着。関空で改めて手続きを行う。8:58 入管審査済み。


○ANA155 KIX-PVG B767-300 JA610A
入国審査後、新交通システムみたいな乗り物で中間駅へ。時間までCLUB ANA ラウンジで青汁休憩。ラウンジはちょい混み。
9:34 優先搭乗。エコノミー席に座っていたが、CAたんが名前つきで挨拶に来た。スーパーシートだと挨拶はあるが、国際線はSFCだとエコノミーでも挨拶があるようだ。
初めてのANAの国際線搭乗。中国国際航空上海航空コードシェア便。9:54アームド。隣に誰もやって来ない。隣席ブロックがかかったのか。客層はほとんどビジネスマン。あまり観光客はいない。7割くらいの搭乗率。
10:14 RWY06より離陸。大阪湾を旋回し、10:20明石海峡大橋上空、10:23ベルトサイン消灯。10:36今治付近、10:48山口宇部上空、巡航高度38,000フィート(11,600m)、速度424mph(638km/h)、向かい風が強いのでノロノロ。10:50機内食。福岡から上五島を通過し、東シナ海へ。
日本と中国(海岸時間:CCT)との時差1時間、ここより中国海岸時間。11:10ベルトサイン点灯、11:19中国大陸へ、田んぼや円形の干拓池などが見える。11:24 RWY34に着陸。25番スポット11:31着。11:36降機。ターミナルの端っこに降ろされたようだ。入国審査場まで10分くらい歩かされる。
上海の天気 くもり16度


○入国審査
入管、税関とも何の会話もなく、すんなり終了。かなり拍子抜け。ちなみに今回はホテル欄に "DAY TRIP RETURN TO TOKYO TODAY" と書いておいた。


○上海磁浮列車(SMT 上海トランスラピッド)
上海ではリニアモーターカーでは通じず、マグレブと言わないとだめなようだ。片道50元。往復80元だが、往復券の有効日数は買った日だけのようだ。往復を窓口で購入。改札前に荷物検査がある。乗車後すぐに発車。乗車率は、5割以下、かなり空いている。3分くらいで最高時速の431km/hに到達。新幹線が暴走したときのような風景が目の前に広がる感じ。最高時速を出してから50秒くらいで減速し始める。空港から終点の龍陽路まで約30km、7分。山梨の実験線よりも音が静かなような気がする。


○上海街歩き
時間があるので、地下鉄で上海市内へ。100元札をくずすため、きっぷを窓口で買う際、「ぴーぷるすくえあ」と日本語風英語で話したが、1度では通じず。普通語の「りぇんみん※☆!■」とか、少し英語っぽく「ぴーぷぅすくうぇあ」と繰り返し言って3回くらいでやっと通じる。龍陽路から人民広場まで運賃は4元。
車両は小さめ。駅は明るい。今里筋線のような液晶モニターがあり、あと何分何秒で列車が来るか表示されている。
人民広場駅で降り、南京路の歩行者天国簡体字なので台北よりかはまだましだが、漢字が多くて目がくらくらする。意外とKFC健太君フライドチキンが多いような気がする。
南京路から外灘へ。平日なのに人がいっぱい。欧米の人もかなりたくさん。
外灘から外灘観光隋道、ケーブルカーみたいな乗り物で川をトンネルで渡る。トンネル内の電飾、音が20年前のセンスで懐かしい感じがした。
対岸の浦東の国際中心に出て、すぐ近くの東方明珠塔へ。アジアで1番高いテレビ塔のようだ。最上階ではなく、中間の展望台で上海市街を一望。高層ビルがずらり、新宿の副都心の10倍以上はあるだろうか。
地上に降り、ちょうどいい時間になったので、地下鉄、磁浮で空港へ戻る。帰りも431km/hを50秒くらい堪能。途中、磁浮の空港駅の労損じゃなくてLAWSON(■森:■は目かんむりに夕)でお菓子を購入。弁当コーナーの覗くと、やはり中華料理。結局上海ではなにも食べず。
上海4時間12分滞在。


○ANA960 PVG-NRT B767-300 JA604A
15時55分、出国審査。全く混んでないので5分で通過。Club ANAラウンジの場所が分からず右往左往する。ターミナルの隅から隅まで20分ほど歩く羽目に。Club ANAラウンジで青島ビールの缶ビールを補給。
搭乗口が25から35に変更。どうやらバスラウンジのようだ。到着遅れでバス移動も20分ほど遅れ、16:55飛行機へ護送(204番スポット?)、タラップから搭乗。
17:12アームド。動き出すまで時間がかかる。今回も隣席に人がいない。
17:41 RWY35より離陸、17:47東シナ海へ、中国大陸より離れる。17:49ベルトサイン消灯。
ここより日本時間。1時間進む。
19:15食事開始、食事の際に名前付き挨拶あり。小海老のマリネ、鶏のソテー、バーベキューソース、そばなど。
19:30食事終了、福江通過、このあたりの高度37000フィート(11277m)、速度663mph(1068km/h)で帰りは風の影響で速い。19:56香川南部、20:02紀伊水道和歌山市、20:07桜井市→津→静岡沖→大島、20:27ベルトサイン点灯、20:38最終着陸態勢、20:51 RWY16L着陸。21:00スポット58着。かえりも審査は空いていた。税関では「荷物はこれだけですか?」「はい」で終了。21:12到着コンコース。スカイライナーで帰宅。


○まとめ
自宅出発 04:40 JST
関空出国 08:58 JST
関空離陸 10:14 JST
浦東着陸 11:24 CCT
浦東入国 11:48 CCT
浦東出国 16:00 CCT
浦東離陸 17:41 CCT
成田着陸 20:51 JST
成田入国 21:12 JST
自宅到着 23:20 JST


○次回の展望
・夜景を見てみたい
・中華料理を食べてみたい