マカオから船で香港、鉄道で広州経由で東京へ

香港から九広鉄路で広州へ

3X回目の誕生日。今年も一人で迎える。
マカオから香港に戻り、九龍から城際列車(一国二制度、中国国内だけ走行するので、厳密には国際列車ではない)で広州へ。広州からANAの特典航空券で東京へ戻る。
澳門から広州行き直通の汽車(北京語でバス)・巴士(香港ではこの漢字もバスの意味で使われる)などもあるのだが、"火車迷"(中国語で鉄道マニアの意) のため、何が何でも鉄道を使用して移動する。
中国本土は、東京から上海まで日帰りした2007年4月以来2度目。今回も法律上は2時間30分の滞在(苦笑)。


【目標】
・パスポートスタンプラリー
 マカオ出境→香港入境→香港出境→中国入境→中国出境→日本帰国でパスポートコントロール6回
・初めての中国本土の火車乗車(マグレブと地下鉄除く)
・世界の地下鉄乗車シリーズ第7弾 広州地下鉄の巻
・中国の発展状況を考察


【行程】
ホテル6:15発→(的士/タクシー)→フェリーターミナル6:20着

<1>澳門出境 6:25通過
澳門6:30発→(ターボジェット)→香港7:30着

<2>香港入境 7:38通過
フェリーターミナル→上環7:52発→(MTR)→中環7:53着/7:56発→尖沙咀8:02着→(徒歩連絡)→尖東8:14発→紅ハム8:16着

<3>香港出境 8:55通過
紅ハム 定刻9:18発 実際9:18発→(九広鉄路 T812)→広州東站 定刻11:01着 実際11:07着

<4>天河入境 11:15通過
広州東站11:32発→(広州地下鉄1号線)→公園前11:48着/11:51発→(広州地下鉄2号線)→広州火車站11:56着→(広州站前広場を徒歩)→民航售票処12:28発→(リムジンバス 空港快線1号線)→広州白雲国際空港13:00着

<5>白雲出境 13:39通過
広州白雲国際空港 定刻15:10発 実際15:05発→(NH924 JA608A B767-300 NQ:エアージャパンによる運航)→成田国際空港 定刻20:00着 実際19:51着

<6>成田(1)帰国 20:03通過
成田空港20:30発→(スカイライナー38号)→日暮里21:29着→(山手線・地下鉄等)→自宅22:35着


マカオ→香港】
朝6時起床、6:10部屋を出てチェックイン、すぐにタクシーに乗り、チケット売り場の怪しいダフ屋系のおじさんたちを押しのけ、キャッシュが無いのでクレジットカードで乗船券を購入。6:15出国手続き、6:30発の高速船で香港の上環へ。
1時間で朝もやの香港島に到着。地下鉄の車内案内板によると、15℃。中環、尖東と地下鉄2回乗換えで紅ハムへ。紅ハムで広州行きの鉄道チケットを190ドルで購入。紅ハムで1時間ほど時間があるので、駅で朝食。
ここにも「優の良品(AJI ICHIBAN)」や「零食物語(OKASHI LAND)」が。中国本土に行くと、傾向が違うと思うのだが、台湾とか香港は、日本製のお菓子が人気なのだろう。


【香港→広州】
香港側は紅ハム、中国本土側は広州東站(天河)で改札の前後で入出国手続きがある。改札、出国手続きの後、列車に乗り込む。列車の色使いが中国といった感じ。


9:18九龍の紅ハムを出発。中国本土との境界線まで、東鐵線と同一の線路を走行するが、のろのろ。
9:57香港側国境の町羅湖で一旦停止。9:58体だけ中国本土に突入。中国側国境の町深センに入ると、簡体字の看板が目に付く。深センからスピードアップ、160km/h運転に入る。しかも広州まで複々線、10:15複々線上で走行中に列車追い抜きした。中国本土に入ると、深緑色のテレビで見たいかにも中国らしい色の列車が走行。
10:27東莞到着、4分遅れ。途中この駅のみ停車。

走行中に気がついたことは、
・土が赤い
・沿線に沼が多い。
・日本で立てたら地震で崩れるのではないかと思われるほど細くて高いマンションの建設ラッシュ
10:56ホンダの工場を通過し、6分遅れで11:07広州東駅到着。到着後、入国審査を受け、到着ロビーへ。
中国の入国カードにはRETURN TO TOKYO via 広州白雲国際空港(簡体字)と書いておいた。なんの突っ込みもなく通過。


【広州東→白雲空港】
広州地下鉄広州駅へ向かう。窓口で「羊城通」というICカード式の乗車券を購入。途中乗り換えの公園前のホームはホームドア完備でしかも1号線・2号線とも3面2線と豪華な構造。30分ほどで広州駅
広州駅は、春節前の帰省ラッシュのためだろうか、行き先別のテントまであり、駅前広場は人大杉状態。昔の上野駅を髣髴する。旅行ガイドには治安に注意と書いてあったが、警官もいっぱいおり、それほど危険なところではないようだが、それにしても人多すぎ。


駅近くの中国南方航空の営業所よりリムジンバスで白雲(ばいゆん)空港へ。高速道路や市内の道路が空いていたので35分で到着。途中、北回帰線の看板や、トロリーバスを見かける。上海でも見たが、トロリーバスは中国では普通に走っているようだ。また、高速道路には電子収費(ETC)もあった。車内ではテレビモニタがあり、中国の国技?卓球しながら携帯するCMが流れていた。
中国でも広東省は一人当たりの所得が下位先進国並みになりつつあるが、見た目インフラ面はかなり整備されているように感じた。実際に中国に接して、中国に関する認識を若干修正。


【広州→成田 ANA924】
チェックイン後、出発ターミナル見学。白雲空港はセントレアみたいに国際線と国内線が同じ建物に収容。旅客ターミナルの広さはセントレアの5倍くらいはあるような気がする。見学後、税関、入国審査、手荷物検査の順で通過し、14:00ファーストクラスラウンジで飲茶とアルコール補給。
14:55搭乗口A7、102番スポットより搭乗。14:59アームド。中国国際空港のコードシェア便エアージャパンの機材乗務員で運航なので、機長が外人だった。
行きの香港線とは違いがらがらで、エコノミーの区画で30名ほどしかいないので、エコノミーでもかなり快適。
国内線と国際線で使用する滑走路が違うようだ。15:22RWY02Rより離陸。上空から白雲空港を眺めるとかなりでかい。
行きの経路は鹿児島から台湾経由で香港だったが、帰りは広州から上海まで中国本土、上海から長崎方面に進路を取る。
15:35ベルトサイン消灯、15:55夕食、16:20巡航高度39000フィート(11887m)、時速1063km/h、帰りは偏西風の影響で速い。16:35杭州上空、16:42上海上空、16:42長江デルタ地帯から東シナ海海上へ。ここでしばらくお昼寝。
時計を1時間早める。18:21福江上空、18:25長崎県上空、18:36大分空港上空で1098km/h、18:40松山市南部上空、18:53和歌山市上空、19:03伊勢上空、ここから海上伊豆半島南端、大島の南、房総沖、外房、19:28ベルトサイン点灯、19:32房総半島上陸、19:37RWY34R着陸。タキシングに時間がかかり、52スポットに19:51到着。成田空港の入管は空いていたので、19:58到着ロビーへ。